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2004年10月 4日
買ったCDなど
原稿作業中も、いそいそとレコード屋に出かけては、CDを買ってたりしました。
ピアノ 原田郁子
秋やすみ CooRie
The Three Primary Colors 小沼ようすけ
Mo’Bop II 渡辺香津美 New Electric Trio
Land of the Sun Charie Haden with Gonzalo Rubalcaba
「ピアノ」はクラムボンのボーカル・キーボードの原田郁子の1stソロアルバム。…といっても、クラムボンは聴いた事ありません。FMを流していたら流れてきて、なかなか気に入ったので。シングルにもなった1曲目などは思いっきり矢野顕子に影響されていて思わず苦笑するしかなかったんだけど、全体としてはかなりいい感じです。まるで絵本や童謡のようなテイストの「かじき釣り」なんかが特に気に入ってます。
「秋休み」はゲームやアニメの主題歌等でこの2年くらいで(その筋で)メジャーになったCooRieの1stアルバム。といっても、既発のアニメ系の曲が2/3を占めていて、オリジナルアルバムといった感じではなかったです。ただ、既に脱退した長田氏の作曲・編曲の曲がきちんとおさめられていて(残念ながら、新曲には長田氏はかかわってはいませんが)、彼の曲やアレンジが大好きな私としては、聴いていてとても楽しいアルバムです。でも、rinoさんのソロプロジェクトとなったCooRieには以前程の思い入れがない私としては、今後はそんなに期待してないです(汗
「Mo'Bop II」「The Three Primary Colors」はともに日本人ギタリストのギタートリオアルバム。んで、大好きなリチャード・ボナがともにベースで参加してます。若手の小沼がビートルズ等の曲を取り上げてポップなアルバムに仕上げてるのに対して、ベテランの渡辺のアルバムはかなり先鋭的。こうなると渡辺側を評価したいのですが、小沼のアルバムには私の大好きなトッド・ラングレンの「Can We Still Be Friends?」が入っていて、これに結構参ってしまってます。ちなみに2枚とも、CDとSACDのハイブリッド盤。SACDの盤はまだ数枚しか手元にないですが、20枚くらいになったらSACDの再生環境の構築を考えなければと思ってます。CDプレイヤーになまじ良い品を使ってる分、チープなSACD機を導入する気にはなれないもので、いざ導入となったら色々試聴したりとか大変そうですけど。
「Land of The Sun」。これがこの中で一番好きです。2001年にチャーリー・ヘイデンがキューバ出身のピアニストのゴンサロ・ルカルカバと組んでリリースしたキューバン・ボレロなアルバム「ノクターン」がたまらなく好きだった私には、涎が出そうな作品。今回はメキシコの作曲家ホセ・サブレ・マキロンの曲を中心とした哀愁漂うメキシコ音楽のバラード集。「ノクターン」での、ねっとりと絡み付くようなサウンドが今回はちょっとすっきりしたのが残念ですが、これも極上の一品。