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2016年12月13日

ユーフォ2期終盤です

 「響け!ユーフォニアム」のアニメ2期の放送もいよいよ終盤にさしかかって来ました。

 この作品は1期でもそうでしたが原作を尊重しつつうまくオリジナル要素(それも主人公に対しての)を追加してくるので、原作既読の身からしても終盤の展開がどうなるのかとても楽しみですし、不安でもあります。

 この終盤、田中あすかに関するエピソードの展開上、1期から所々にさしこまれてきた「特別」というキーワードが改めて浮上して来た気がします。1期では主に麗奈が久美子に対して「特別になりたい」という感情を吐露しました。2期のあすかのエピソードでは、「特別」であるあすかを久美子が「(あすかも)特別ではない単なる高校生」だと伝えることであすかの行動を促します。麗奈にとっての「特別」とあすかにとっての「特別」は同じものではないのでしょうけど、終盤何かこのキーワードが絡んでくるのではないかと思わせるものはあるなと感じています。とくに今度の11話は麗奈のエピソードになるので。

 あすかのエピソードを振り返ると、あすかを翻意させたのは前述の通り「特別なんかじゃない」と伝えた久美子の体当たりの言葉でした。あすかに対しては同じ三年生の小笠原晴香や中世古香織も翻意を促していますが、彼女らはそれこそあすかを「特別である」「特別でいてほしい」と思っているキャラクターたちでした。(わかりやすく、晴香については本人にそう語らせています。香織については言うまでもないですし。)その彼女らの言葉はあすかの理論武装に跳ね返らせて届くことはありませんでした。この三年生たちの距離感はこのストーリー中では変わることはないのかもしれません。ただ自分にはとても興味深いテーマと感じました。

 久美子に関しても、10話であすかに指摘された通り今までは一線を踏み越えることのない人との距離感を保っていましたが、それをあすかに対して打ち破る姿をみることが出来ました。麗奈に対してもこの姿が見られるのか、そして彼女が彼女自身に対して一歩踏み出すところが見られるのか。久美子自身が「特別になりたい」と思うのか。

 これらの「特別」という言葉がはたして終盤にストーリーに絡んでくるのかどうか、いやまったく絡んでこないのかもしれませんが、残り3話をこれまで以上に注目して見ていきたいと思います。

 ってまあ、考え過ぎかなとも思いますが(笑)。

 全然絡んでこなかったら、自分の同人誌のネタにしようと思います。

 その同人誌が出るとしたら来年ですが、まずは今年の話で、12月30日のコミックマーケット91(2日目)にサークル参加します。

 東館 A-57a 麦畑

 ユーフォで申し込んで、ユーフォの本を出します。これまでの3冊の総集編、新刊、フルカラーイラスト本の3種類。全てユーフォ本です。詳細はまた後日に。

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このページは、むぎが2016年12月13日 12:53に書いた記事です。

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