苗木野そら〜天使の技

(2004.3.31)

アニメ「カレイドスター」より、主人公・苗木野そらを描いてみました。

最終回「約束の すごい 場所へ」で、「白鳥の湖」の公演のクライマックスにおいて
そらが『天使の技』を演じる姿です。

この作品、開始前は全然どんな番組か知らず、
佐藤順一氏が監督、渡辺はじめ氏がキャラデザ、
そして「灰羽連盟」でラッカを演じた広橋涼さんが主人公を演じるというということで、
「なら見てみるか...」と(あまり積極的に新番組を見ようとしない自分には珍しく)
1話から見始めたのでした。

一桁台の話数では、「...うーん?」と思わされたりもしましたが、
2クールに入るあたりから一気に加速、
カロスとサラの恋愛を描いた#15、ミアが「フリーダム」の脚本を完成させる#17、
そしてカレイドステージから離れてフリーダムライツで仮面スターとともにパフォーマンスを繰り広げ、
レイラとそらの二人が「幻の大技」を演じた#26までの流れはもう完璧...。

3クール目に入り、レオンとメイの登場と、
レイラがカレイドステージを去ったことによる具体的な目標の喪失で
そらが迷走する展開には激しくストレスがたまりましたが、
目標を見つけて再び走り出すそら、「天使の技」習得への特訓、
そして最終回前のレイラとの一騎打ち...。
レイラの存在を乗り越えることでこのストーリーは一つの終焉を迎え、
最終回はカーテンコールに応えるようなモノだと思ってました。

それがもう、「天使の技」の予想以上に映像として素晴らしかったこと...。
何度見ても、見れば見るほど、天使の飛翔のシーンは鳥肌が立ってしまいます。
そして予想していなかった「争いの無いステージ」の表現の仕方にも参ってしまいました。

ストーリーの構成はかなり強引で大味なところもあったけれど、
そんなことを気にさせないパワーのある作品でした。
1年間、毎週毎週本当に楽しみにしていた作品です。
こんな作品を作ってくれたスタッフへの感謝の気持ちを込めて、
このイラストを描いてみました。

OVAの制作は発表されているとはいえ、
もうこれから毎週日曜にこの作品が見られないと思うと、
激しい喪失感が...。
寂しいなあ。

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