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2006年5月 5日
あけるり・コンプリート
「夜明け前より瑠璃色な」、クリアしました。話をどんどん進めたいが為に、音声を聴かずにキー連打で。
シナリオとしては、初回はフィーナが固定で、その後にミア・麻衣・菜月・さやかのシナリオが開放、これらをクリアするとリースシナリオが開放、これをクリアでようやく「夜明け前より瑠璃色な」シナリオを読み進められる、というところ。
…でも、この順番固定にはあまり意味を感じなかったりして(笑)。設定や伏線についてはもうちょっと掘り下げて欲しかったかな。地球側のヒロインのシナリオは、月と地球云々のテーマとは関わりが無かったですね。前作「はにはに」の大風呂敷っぷりというか荒唐無稽っぽさはジュブナイルSFとしてかなり楽しかったので、今回は小ぢんまりしてしまった印象が強いです。
逆に言えば、個々のシナリオとして無理に設定に囚われずにオーソドックスな恋愛ものとして手堅くまとめられてました。これはこれで高評価。設定を絡めつつまとめてくれたなら、なお良かったのですが。
設定の割にスケールが今ひとつ小さかったこと、およびひねりの足りなさはあるけど、最後の「あけるり」シナリオも良かったと思います。設定を生かしきれてない食い足りなさのために、大満足とはいかないですけど、まあ満足。
ヒロインの中から誰かを選べと言われれば、さやか姉さんでしょうか?ってことで、トップ絵をさやかに替えてみました。あえて絵柄を合わせずに描きましたが、雰囲気すら出ません。というか、彼女の場合主人公のアプローチをほとんど逡巡せずに受け入れてしまって、その部分での内面が描かれないままだったのが残念で、そういう表情を描いてみたかったので、こんな感じに。うーむ。
ヒロインよりも、サブキャラの遠山さんが一番萌えたかもしれない。PS2移植版の開発元のサイトを見ると、新ヒロイン二人のうちの一人が遠山さんなんですが。…えーと。買いますよ?