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2011年3月20日

改めて...

 三月十一日に発生した東北関東大震災から、10日が過ぎました。自分は静岡県西部地方在住ということで直接的被害は全くありませんでしたが、それでも不安の中、未だに落ち着かない日々が続いています。被災地の方々には心からお見舞いを申し上げます。そして、未だ行方不明となられている方々の、一刻一秒も早い救助を祈っています。そして、亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

 十一日の発生当時は、Twitter(現在はかなりプライベート寄りで使用しています)のタイムラインで発生を知りましたが、なんとなく普段の地震の際の様子とは違うのが感じられ、こちらでも長周期の揺れが始まりました。これはかなり遠くて、大きいぞ...と思ったものの、テレビで速報を見た際にはそれほどの危機感を持たなかったのですが、その後の津波の映像には衝撃を受けました。まさに想像を超えた災害でした。

 自分の友人関係では被災地に近い人間は茨城県在住でしたが、彼が地震後にmixiに書き込みをしていたので、ひとまずは安心。後は自分に今できることはないので、ラジオで情報を拾いながら原稿を描いていました。刻々と状況の深刻さをラジオで知るごとに、こんなことをしていていいのかという焦りや罪悪感を覚えながらも、今自分に出来ることは、この商業原稿を仕上げること、そして終わったらその原稿料に相当する金額を義援金として送ることだけだと考えて作業しました。

 原稿は無事完成しました。もうしばらくしたら、情報公開出来ると思います。(商業アンソロ方面です。)いつものコメディで短めですが、読んでいただいた方が少しでも楽しんでくれたらいいと思って描きました。そして、原稿料程度の金額を日本赤十字に義援金として振り込ませていただきました。これは、うちの同人誌を買ってくれる方がいるからこそ出せたお金です。読んでくれる皆さんと一緒に送った義援金だと思っています。本当にありがとうございます。

 現在も被災地では救出活動が続いていて、避難所の方々は厳しい生活を強いられています。これから復興を果たすまで何年かかるか想像もつきません。自分は被災地から離れた場所に住んでいますが、被災地・被災者の方々に寄り添い、支える気持ちを持ち続けていきたいと思います。

 被災していない地域が心得なくてはいけないのは、いつも通りの生活をして、経済活動を決して下降させないことです。直接義援金を送るだけじゃなく、働いて、お金を稼いで、消費して、納税することで、それが復興の手助けになることだと思っています。

 自分の住む浜松では、GWに行われる浜松まつりが今年は中止になりましたが、こういう「自粛」ムードや、楽しむことについて「不謹慎」と考える空気を出来るだけ早く一掃していくべきだと思います。

 被災地以外の、中部地方以西の方々、がんばっていきましょう。そして、少しでも早く、被災地の方々が笑顔になれますように。


 今被災地に必要なのは「物」と「金」だと思いますし、「支援絵」的なことを自分が描いても仕方ないと思いましたので、被災地以外の方々向けに久々に落書きを描いてアップします。

 「被災地に寄り添い、支えていきましょう」

110320a.jpg

 「不謹慎だ!」

 ...ホントはトップ絵にしようかと思って描いてたのですが、ラウラが今ひとつ気に入らなかったので、日記絵にしました。


 あ、15日深夜に静岡県富士宮市を震源とした地震ですが、浜松は遠いので震度3程度で、全然平気でした。(神奈川や東京の方がゆれましたね。)でも、世界で一番震災対策してる静岡県民のハートに火がついた気がします。皆様、くれぐれも油断ないように。

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このページは、むぎが2011年3月20日 20:55に書いた記事です。

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