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2004年5月 8日

天使のいない12月

 5日頃まで某アンソロジー用の原稿を描いていたのですが、スケジュールに多少余裕があったので、その合間にこのゲームをやってました。中古品が安かったので、つい。合間にこつこつやるつもりが、なんかあっという間に終わったような(笑)。トータルで7、8時間くらいでしょうか?

 その後「CLANNAD」をクリアしてしまったのでかなり印象が薄れてますが…。なかなか面白かったのは確かです。まあ、青くさい話でしたけど。主人公の弱さが回りの人間を巻き込んでしまうという感じでしたでしょうか。透子に「死ね」とか平気で言う割に、自殺願望のある須磨寺に恐怖心を感じて、さらに自分も伝染してしまうところなんか、ヘタレ極まってましたね。主人公に感情移入してプレイするゲームではなかったので、時間が短かったのは幸いでした。透子といきなり肉体関係に…というプロットは良かったものの、あとがちょっと付いてこなかった印象もありました。セックスをテーマにするというところまでは消化しきれてませんでしたね。

 透子としのぶが個人的には好きでした。特にしのぶ。高飛車なお嬢様っぽいキャラだと思ってたら、案外弱さを見せてくれたりと、なかなか好みの性格設定。しのぶと透子との3Pエンドはバッドエンドとしてそれに繋がる終わり方をしたものがありましたが、絵が欲しかったなーと(笑)。つーか、主人公いらないので(以下略

 このスタッフの作品は「こみっくパーティ」と今作しかやったことがないのですが、立ち絵の振る舞いがかなりオーバーなのは相変わらず。(こみパでは、瑞希がいつもくるくる回っているように見えて落ち着かなかった。)ちょっと不自然さが…。イベント絵は、線画は鉛筆スキャンをそのまま活かしたような感じ?塗りを含めてあっさりとしたナチュラルな感じが独特ではありました。でもちょっと安っぽい印象も…。数も少なかったし。背景の種類もあまり多くなくて、絵の面では期待したほどではなかったです。

 CLANNADをプレイしている間に割り込んで一気にプレイしたのですが、絵に関してもCLANNADの方に魅力を感じてしまったのが自分でも結構ショック(汗

 逆に思った以上に良かったのは音楽。アコースティックギターを軸にした、こちらもナチュラルな印象を前面に出した感じでした。ウィンダム・ヒルっぽいような、ニューエイジミュージックみたいな雰囲気が好き。何かしながらのBGMにするのもよさそう。ゲームのBGMの音質がそれほどでもなかったし、サントラ欲しいかも。須磨寺が弾くギターのイントロが、「天国への階段」っぽくてそのままハードロックに展開するのかと期待した私…。あ、エンディングテーマも好きです。

 同人誌を作りたくなるような刺激は受けなかったけど、イラストは描きたい気分です。気が向いた時に描こう。

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このページは、むぎが2004年5月 8日 14:51に書いた記事です。

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