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2008年3月15日
Garden クリアなど
こつこつすすめていたWindows用ゲーム「Garden」(CUFFS)、なんとかクリアしました。以下、ネタバレ有りなので注意。
絵里香、桜子、撫子、小夜、あざみ の順番で進行。予定されていたシナリオが実装されないままにリリースされ、悪い意味で話題になってしまった本作。とりあえずクリアしての感想は、やっぱ「未完成品」といわざるをえないって感じですね。
メインライターが書き切れず複数のライターが補助に入っているようですが、キャラの呼称や性格、さらに設定すら統一されていないのはまずいですね。また、序盤でほのめかされているキャラクターの特殊能力が全く言及されずに話が終わるというのも。そういうこともあり、全クリアしたといっても達成感みたいなものは得られなかったです。
ただ、シナリオ単体としては気に入ったものもあったので、それなりに満足感は有、です。シナリオとしては、春日撫子が一番好き。双子の姉を目の敵にする妹という設定で、最初は傲慢なキャラとして描かれつつ、天才でありつつ妹に何事も譲ってしまう姉への苛立ち(挑むことすら叶わない)などの内面を次第に明かして行き、プレイヤーの印象を上手く操作している構成は見事でした。弱気な面を示されたりした時にはもう。そして、姉との3Pシーンは興奮した!(笑)。姉を挑発するつもりが、妹を溺愛する姉に圧倒されたり。普段控えめな姉が激しく大胆になり、逆に妹がしおらしくなるというこのコントラスト。素晴らしかった。でも尿はもう勘弁してください。
あとは、音川小夜シナリオが印象的でした。大切な人を失い、他人と関わらないことを望みつつ苦しんでいる主人公と、その主人公が望んだ世界で幸せなように見える小夜。自分はそうなりたいのに、小夜には戻って欲しいという主人公のジレンマ。娯楽性の強いブランドなら奇跡が起きて幸せな結末に…となるのだろうけど、この作品ではそうならないのが見えてしまうこともあり、絶望感が胸をしめつける感じ。音楽もあいまって、なんでもないシーンで涙が出そうに。そして当然のように投げっぱなしで終了。エンターテイメントとしては失格だと思うけど、実に印象が強かったです。でも尿はもう勘弁してください。
そんな感じ。そして音楽が素晴らしかった。ピアノと弦楽器の生演奏が中心。エロゲでは珍しいような。全体的にダウナーな方向の作品なので、落ち着いていて感傷的な曲が中心。あまりに好みだったので、データのアーカイブから音楽のファイルを解凍してCD-Rに焼いて聴いてます。正直、音楽が一番の収穫でした。
瑠璃や竜胆先生のシナリオは、追加で提供されるという話。個人的には、この二人(+彩ちゃん)が一番好みなんですけど…。期待しないで待ってます。
んで、現状PCゲームをじっくりと遊ぶ際は、ThinkPad X31からSonyの40インチ液晶テレビに映像をアナログRGB接続、音声はステレオミニジャックで接続しているのですが、音声についてはテレビのスピーカーでなくオーディオシステム側につなげたくなりました。
ヘッドフォン端子からアナログでアンプに接続すれば済むのですが、アンプの入力に空きが無いのと、クオリティ的に疑問ってのがあったので、USBから光デジタル出力出来るアイテムを探して購入しました。
USB Sound BLASTER Digital Music LX (SB-DM-LXV)です。発売されたばかりみたい。繋げれば音声はデジタル出力で、外せばPCの内蔵スピーカーで出力されるので、楽ですな。(着脱の時点でやや不安定になるけど。)
光デジタル出力は、CDプレイヤーに入力してそこでD/A変換し、プリメインアンプ及びヘッドフォンアンプへ出力してます。これで、STAXのイヤースピーカーでエロゲ音声大音量で再生出来る様に…
そういえば、以前コアマガジン社の発行誌のモニター応募に申し込みました。サイトでのレビューが必要とはいえ、雑誌がもらえたらラッキー。と思っていたら、本日コミックスが2冊送られてきました。うーん、好みの傾向と違うなコレ。レビュー、どうしよう。雑誌なら、好みの作品の感想だけ書けばよいと思ってたので。とりあえず、制作中の同人誌の作業が終わったらレビューします。
同人誌の制作は、来週半ばには完了しそう。終わったら、部屋の片付けするんだ…