発行物(2001年)



tittle-tattle


(No.003)

月姫/宵待閑話本(三澤羽居&遠野秋葉メイン)
オフセット誌
発行日:2001年12月30日
表紙:フルカラー
ページ数:28P(表紙込み)
価格:400円

内容は16P漫画+イラスト・トークページ。
[全年齢向]

コメント:
 当初はこの次に作った「ding dong」の構想を煮詰めていたのですが、これがどうしても上手く構成できず、こりゃ冬コミに新刊を出すのは無理なのか?と半泣きの極限状態で、ほぼ一瞬にして浮かんだプロットでした。わずか1日でネームをクリーンアップして、速攻で仕上げた作品です。
 プロットが浮かんでからはほとんど悩まずに話が出来、ネームを切っていてキャラが勝手に動いてくれるので凄く楽しかった記憶が。漫画のストーリー構成のコツをなにかつかめた、と初めて実感した作品。この作品を描いて、ようやく少し自分の漫画に自信がついてきたような気がしています。
 今振り返ると16Pという短さにしたのはもったいなかった、と自分では思っています。もう少し伏線を入れたりとかするべきでした。
 この漫画は商業アンソロジー本にも掲載されました。





Blue in Green


(No.002)

Kanon/美坂香里&水瀬名雪本
オフセット誌
発行日:2001年10月14日
表紙:フルカラー
ページ数:28P(表紙込み)
価格:400円

香里と名雪の百合チック(H無し)な漫画を20P収録。
[全年齢向]

コメント:
 Kanon本2冊目。念願の百合モノ、そして初の20ページという二つの挑戦をした作品です。しかし苦労しました。まだまだストーリー構成のコツをつかんでいない状態で、ヤマもなにもなくだらだらと話が進んでいくのが...(汗)。
 登場人物が香里と名雪という変形髪型(エアインテーク付き)な二人な為に、髪のペンいれが難しくてタッチが汚いですね。
 この本までは、PowerToneのバージョンがver.2で使い勝手があまりよくなく、仕上げに時間がかかっていました。(Ver.3を使った次からは、1ページあたりにかかる時間が半分近くに減りました。)
 これとTRUE BLUEの2冊は、今描いたら全然違う作品になると思います。それほどストーリー構成に難有りな作品(汗)。




TRUE BLUE


(No.001)

Kanon/美坂香里本
オフセット誌
発行日:2001年8月12日
表紙:フルカラー
ページ数:28P(表紙込み)
価格:300円

香里メインの少女漫画テイストな漫画を16P収録。
[全年齢向]

コメント:
 麦畑というサークルで製作した初の同人誌です。二桁ページ数の漫画は10年以上前に1回描いただけという経験の自分が、決死の覚悟で発行した作品。コマ割りをしようとしてもコマのレイアウトが全然浮かばなかったのが思い出されます。初めの構想は、北川と香里がメインの話でかなり鬱な展開、それもH有りという話でしたが、全然違っちゃいました。
 ペン入れを終えてトーンを貼り始めて、相変わらずの自分のスクリーントーン貼りの下手さに急遽スキャンして(死蔵していた)PowerToneを使ってトーン貼り。プリンタで出力したものを印刷所に持ち込んだら、データで入稿した方が綺麗ですよ、とアドバイスされてなしくずし的に本文データ入稿。これが今後自分の製作スタイルになりました。本当は完全アナログで漫画を描くのが自分の理想ではあるのですが...。
 スキャンしてPhotoshopで修正〜トーン貼りをするのですが、この過程で気に入らないコマをタブレットで描き直したりとかなり変更を行ってしまっています。
 夏コミの当日の朝は、表紙の仕上がり(フルカラーは初めてだった)や本文の印刷の出来の心配、そして1冊も売れなかったらどうしよう...という不安で眠れなかったです。



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