発行物(2002年)




Sincerely yours,

Sincerely yours,

(No.008)

マリア様がみてる/祐巳&祥子本
オフセット誌
発行日:2002年12月30日
表紙:フルカラー
ページ数:40P(表紙込み)
価格:500円

33ページ漫画を掲載しています。


コメント:
 この漫画を描く1年程前からマリみてを読み始めて楽しんでいたのですが、その頃はwebを見る限りはマリみては女性の方が描くジャンルだという印象で、なんとなく自分で描こうという気持ちにならなかったです。それがこの年の夏頃から男性でも読める同人誌が目につくようになり「自分でも描いていいかも」と思って気軽に描き始めました。
 そこからが大変で、話をまとめるのにどんどんページ数が長くなるし、色々なところを見るにつけマリみてファンのこだわりの凄さに「ヘタなことはできない。イメージを崩さない程度のバランスが必要。」とプレッシャーがかかるし、仕上げるまでにとても苦労した作品でした。
 その分自分でも納得いく作品になったので、印刷部数は自分にしては思い切りました。しかし、ちょうどマリみての同人ブームの最初のヤマに冬コミがぶつかったようで、持込み分は早々に完売。書店委託分も自分にしては考えられない速さでなくなってしまったので、増刷をおこないました。
 ブームに乗って自分の身の丈に合わない部数を発行してしまったという後ろめたい気持ちもあり、自分で納得できた作品をより多くの人に見てもらうことができたという充実感もあり、いろいろなことを考えさせられた作品でした。
 その後ろめたさもあって、この後なかなかマリみて本を作る気分になれず、次のマリみて本を作ったのは2004年夏でした。




AFTERNOON

AFTERNOON

(No.007)

月姫/浅上女学院・瀬尾晶本
オフセット誌
発行日:2002年10月14日
表紙:フルカラー
ページ数:28P(表紙込み)
価格:400円

22ページ漫画を掲載しています。
晶が主人公で、秋葉もメインで登場。

コメント:
 晶をメインに描く、というのはかなり早い時点で決めていたのですが、最初は志貴との恋愛をからめて...とか、レンとからめてHモノを...とかいろいろプロットはあったものの、なかなかストーリーとしてまとまらず、スケジュール的に厳しかった記憶があります。(仕上げの時点ではもう大変だった。)
 月姫、というか「宵待閑話」の漫画を描くときは、女子校寄宿舎モノということで自分が大好きな紺野キタさんの「ひみつの階段」へのオマージュという事も考えて描いていますが、これもその色合いが濃い作品だと思っています。
 この本の初頒布は月姫のオンリー系イベントでしたが、この時に売り子をしてくれていたのはTYPE-MOONのこやま氏だったり。

 この漫画は、商業アンソロジー本にも掲載されました。




Kind of Blue

(No.006)

Kanon/美坂香里本
オフセット誌
発行日:2002年8月11日
表紙:フルカラー
ページ数:28P(表紙込み)
価格:400円

内容は20P漫画です。
栞を挟んだ祐一と香里の話。コメディです。
全年齢向ですが、ちょっとえっちっぽいです。

コメント:
 現時点で「Kanon」を元ネタにした最新の同人誌です。
 栞と祐一がくっついた後、香里の気持ちはどこへ行くのか...というのを描きたくなって作った本。この前年に作った2冊の香里本に比べて話作り面での自分の成長があった分、内容的には3冊の中で一番気に入っています。ただ、オチが妙に冗長になったりとうまく締められないのはこの頃から今も相変わらず...(汗
 表紙は、非常に気に入っていません(笑)




still life

(No.005)

Kanon/天野美汐&沢渡真琴本
オフセット誌
発行日:2002年3月24日
表紙:フルカラー
ページ数:28P(表紙込み)
価格:400円

内容は18P漫画です。

コメント:
 Kanonでは美坂香里をメインに本をつくっていましたが、これは唯一の真琴&美汐な本です。
 2月に発行した月姫本から間を置かず、勢いで作ってしまいました。でも、いままで漫画では扱ってこなかったキャラだけに、作り始めたら苦労しました。
 増刷をしたのですが少し多すぎたようで、完売するのに2年半かかりました。
 現在のところ、唯一の横向きの表紙です。なかなか気に入ってます。
 初版と第二版があって、第二版の表紙は微妙にはみだし等の修正をしています(汗



ding-dong

(No.004)

月姫/宵待閑話本(三澤羽居メイン)
オフセット誌
発行日:2002年2月11日
表紙:フルカラー
ページ数:32P(表紙込み)
価格:400円

内容は24P漫画。
[全年齢向]

コメント:
 前年の「tittle-tattle」は、本来この本の漫画の話になる予定でした。その時点では話をまとめ切れなかったものの、この本でようやくなんとか形にすることができました。
 この本を初頒布した即売会は月姫のオンリーイベントでしたが、ちょうど月姫の同人ブームのピークといっていい状況で、イベントの間中立ちっぱなしで二人で売り子をしていた覚えがあります。月姫の原作のシナリオを担当された奈須きのこさんにご挨拶いただいたのも、当日インパクトがあった出来事でした。
 表紙はかなり気に入っています。

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